
浜田マルヰ株式会社
- その他
- 島根県浜田市

登録企業情報OPERATING COMPANY
浜田を中心とするこの地域のエネルギー源が、まだ薪や済みだった頃、この会社の起源となる合併協同組合が発足しました。その後、昭和44年に、一部上場の会社である岩谷産業株式会社の出資を得て、浜田マルヰ株式会社が設立され、江津市と浜田市内に営業所が開設されました。現在4代目の半場篤三社長は岩谷産業出身です。サラリーマン時代は大阪を中心に全国各地を転勤するという生活をしていましたが、平成16年、出身地である浜田市にUターンし、当社に就職しました。その後、平成25年8月社長に就任しています。元来、島根県は木炭王国として栄えました。当社の創業者は、この地でLPガスが普及することで、「主婦の家事負担が少しでも軽減できれば...」との思いで創業し、LPガスの認知と普及に努めたのです。そして当社は、LPガスで市内の8割近いシェアを得て、地域から信頼される企業になりました。その背景には、全国でも早い段階でLPガスの普及を始めたことと、24時間安心安全にお客様がLPガスを使用できるよう、集中管理システムを導入して日夜安全管理に努めていることがあります。また地域密着型企業として地域の声を聞き、お困りの事を解決し、より良い商品を安く提供しています。灯油・ガス器具の他、家庭配置薬品や生活用品、食品までサプライヤーとして幅広く提供するシステムをつくり、地域の生活も支え、安心して暮らせる環境を提供することのできる企業となりました。さらに興味深いのは、社会的に大きな課題であるエネルギー問題を積極的にとらえていること。「LPガスは21世紀を支える環境に優しい理想のエネルギー!!」とのスローガンを掲げ、水素と酸素を化学反応によって発電させて、電気と熱を取り出すシステム(LPガス燃料電池システム)を推奨しています。これは発電効果も良く、温暖化原因物質の排出も少ないシステムなのです。これらのエネファーム事業と、新たに開始した太陽光発電システム事業は、これからの浜田マルヰを支える柱となり、可能性を広げる事業です。
当社の更なる飛躍を実証することとして、積極的に資格を取得する社員が多いことがあげられます。業務上必要となる資格も多く、社内では熱心に勉強する社員の姿が多く見られます。半場社長いわく、「資格は必ず本人のためになるものだから積極的にとって欲しい。そのためには可能な限り支援する。」その言葉のとおり、液化石油ガス設備士、高圧ガス販売主任者、危険物取扱者等、様々な資格を複数保有する社員がたくさん生まれています。社内の雰囲気も非常に明るく、社内イベントも季節を通して開催されています。毎回の周年事業では、地域貢献としてチャリティーコンサートを開催したり、お世話になっている街への感謝として、マイクロバスやグランドピアノを送ったりと、地域への社会貢献にも積極的です。
大阪の大学に進学し、卒業後も大阪市内の企業へ就職しようと考えていましたが、父親が体調をくずし、故郷の浜田で就職することを決断しました。全くあてもなく知り合いもいなかったのでハローワークに問い合わせたところ、求人票は出ていないがお勧めの企業があるという情報をもらい、当社へ入社希望をだしました。入社前はイメージとして、ただガスボンベを換える仕事だと考えていました。入社後、日を追うごとに事業内容とその奥深さが分かってきて、今では随分イメージが変わりました。当初は営業を希望していたのですが、現場への配置となり残念な思いもありました。でも現場での配置工事を重ねていると、自分自身でできる事も多くなり、非常に楽しくなりました。現在の目標としては資格取得をすることです。会社も応援してくれるので、社内でまだ誰も持っていない甲種ガス技術者の免許を取得したいと思っています。
これからのエネルギー供給を地元に構築する企業