健幸ファーム株式会社いづも農縁
人材募集中
- メーカー(素材・食品・医薬品他)
- 島根県出雲市
登録企業情報OPERATING COMPANY
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株式会社いづも農縁は、出雲平野で「モロヘイヤ」と「エゴマ」を自社栽培し、加工、通信販売している第6次産業の会社です。社員数は22名。温かい雰囲気の中、社内にある卓球台で勤務時間内に卓球をするという、とてもユニークな会社です。代表取締役の吉岡佳紀社長は、「生まれ育った島根を元気にしたい。みんなが楽しみ、喜ぶ場所になってほしい」という思いがあります。東京の大学を卒業後は東京ディスニーランドに就職しましたが、6年後には神様に呼ばれたかのように島根に戻り、自然の流れで島根県庁の職員となりました。県職員の仕事は幅が広く、農政部や新病院の建設、産業支援など様々な業務を担当しました。吉岡社長は、これから起業したいと思っている人や会社を立て直したい人たちが参加する「起業家スクール」を立ち上げ、サポートをしていたとき、「いづも屋(当時の社名)」2代目社長の馬庭崇一郎氏と出会います。
庭前社長の時代から、すでに当社はモロヘイヤの栽培、加工、販売を行っていました。吉岡社長は、「島根県の産業振興には、産業としての農業、めしの食える農業が必要だ」と確信していました。そこで「いづも屋」に「100の企画書」を提案するなど、当社を熱烈に応援しました。そして2006年、吉岡社長は周囲の反対を押し切って、当社の代表を引き継ぎます。
当社を引き継いだ吉岡社長は、100の企画のうち80にチャレンジしました。しかし、うまくいったものは一つとしてありませんでした。ある日、吉岡社長は、先輩の言う「いつ会社が倒産しても、どこでも通じる人材をつくれば雇用を守ることになる」という言葉を真摯に受け止めます。その日を境に、吉岡社長は今までひとりで抱え込んできた責任を社員に分担し、どこでも通じる人材を育てることを心掛けたそうです。就任5年にして債務超過を脱却。今も安定経営を継続しています。当社では経営方針をみんなで作り、全員で「会社という船」の舵を切って前進しています。「会社が利益を出すだけでなく、一人ひとりが家族から周囲から尊敬される社会人になること」が重要と考え、商品も「ただお客さまに提供するだけでなく、健康を守り、共に健康を追求していくモノ」と捉えています。だからこそ当社のモロヘイヤは自社栽培、無農薬栽培にこだわるのです。収穫時季だけ農薬を使わない名ばかりの無農薬栽培ではなく、農薬を一切使わない栽培は、当然のことながら何度も除草作業が発生します。しかし、これも「農業を中心に健康を追求し、お客さまに感動を提供する」ため。「直接農業に携わる社員とお客さまとの健康の約束を、破るわけにはいかない」と吉岡社長は言います。近年では外回りの仕事が多く、社員に留守を任せることが多いそうです。しかし、自主・自立・相互支援が身についた社員のおかげで、逆に売上は伸びているようです。
高校で農業を学びましたが、縁があって建築関係の会社に就職しました。でもハローワークでこの仕事をみつけ、すぐに申し込みをして入社することができました。嬉しかったです。暑さ寒さの厳しい時季もありますが、それも含めて、全身で四季を感じています。モロヘイヤが元気でおいしそうに出来上がったときは、本当に嬉しいです。作業はほとんど機械化されていますが、安心・安全を届けるための手作業もあります。四季折々の作業によって、自慢のモロヘイヤとなります。将来はもっと農園を拡張し、多くの仲間と働くのが夢です。生まれ育った島根は、静かで、ゆったりとして、山も海もある自慢の地です。本当に素晴らしいところだと思います。会社はみんな温かく仲良しです。仕事も、自分か考えた提案や企画が十分に取り上げてもらえるので、やりたいことができます。だから、やりがいでいっぱいです。
農業を中心に健康を追求し、お客さまに感動を提供する