
株式会社マツケイ
- IT・通信・インターネット
- 島根県松江市

登録企業情報OPERATING COMPANY
コンピューターが高価で、なかなか自社導入できなかった時代の1970年、株式会社マツケイは「地域のコンピューター室」としての役割を担うべく、「松江計算センター」として創業しました。当初は給与計算など企業内の様々な計算を請け負う受託計算業務が中心でしたが、環境変化やIT技術の進歩によって徐々にお客様のニーズも変化してきました。当社も、地域に信頼され続ける存在であるよう、企業としてお客さまのニーズの多様化に応えられるよう努めてきた結果、現在はソフト開発から保守運用支援、データ入力、データセンター運営、ネットワーク構築、機器販売と様々なITサービスをワンストップで提供できるまでになっています。このように業務範囲を拡大してきたのは、「地域の方々が必要としているサービスを提供して役に立ちたい」という創業時からの思いが、当社の中で変わらず息づいているからにほかなりません。社員には普段から、お客さまの要望を漏らすことなく的確に把握したり、困難な相談にもしっかり向き合えるためのコミュニケーション能力が大切であることを伝え、それらを重視した教育を行っています。学生のみなさんには、ぜひインターンシップやアルバイトなどを通して、社会人としての大人と接する機会をたくさん持ってもらいたいと思います。それがコミュニケーション能力を鍛える機会になるはずです。
島根県および松江市が普及を推進しているRubyというシステム言語があり、当社も積極的に活用しています。Rubyはオープンソースで誰でも使え、開発にチャレンジすればするほど知見が積み重なり、年齢、キャリアの差なく技術力が向上する言語になっています。島根県内では多くの高校でRubyを学習していますし、年度からは中学校でもRubyが授業で扱われるようになります。年々盛り上がりをみせ、今年で6年目となる「RubyWorldConference」。島根県でも毎年Ruby合宿を年2回ほど開催しており、いまや松江市をはじめ島根県の業務ではRubyでプログラミングを行うことが主流になっています。当社ではこのRuby言語によるシステム開発に積極的に取り組んでおり、第4回「フクオカRuby大賞」において、国内外の合計82件のなかから「ThinReports(Ruby向けOSS帳票ツール)」が大賞を受賞しました。また第6回でも「REPOTEN-API(WEBサービス)」が特別賞を受賞しました。これらの実績から、「マツケイといえばRuby」というように多くの方が認識してくれようになりました。IT技術が日々進化するなかで、社会やお客さまのニーズに素早く対応することがIT企業の使命だと感じています。そのため、日々島根県で松江発祥のIT技術を磨きながら自社のIT技術向上に取り組み、チャレンジ精神を持って地域と共に成長していきたいと考えています。
私自身が高校生のときにRubyを勉強していたこともあり、IT企業に興味がありました。当社を選んだ理由は、学校の先輩が働いていて、仕事内容や会社の雰囲気を聞いたとき、とても魅力を感じたためです。入社する前は心配もありましたが、先輩の言った通り、とても話しやすい職場で楽しく仕事ができています。入社して4年半になりますが、今までにホームページ制作11件、システム開発3件に携わりました。お客さまの要望をちゃんと形にして喜んでもらえたときの達成感は格別です。また、最近自分の思い描いたことを形にする力が驚くほど身に付いていると感じています。その理由は、営業担当者を挟まずに、私のような制作担当者が直接お客さまとやり取りする体制にあると思います。専門的技術とコミュニケーション能力が同時に問われるのは大変ですが、結果を出せば大きな自信に繋がります。非常にやりがいのある仕事ですね。
松江発祥のプログラミング言語を駆使し大注目される島根のIT企業