
宮田建設工業株式会社
人材募集中
- 不動産・建設・設備
- 島根県浜田市

登録企業情報OPERATING COMPANY
人材募集中
宮田建設工業株式会社は1925年の創業。今年は創業91年を迎えます。現在2代目の宮田弘会長は大学生の頃、先代から「資格がなければ浜田へ戻っても仕事はない」「一級建築士の資格がないものは会社へは入社させない」と言われ、驚きます。宮田会長は工学部工業経営学科に在籍。建築士は、工学部建築学科を卒業しなければ受験資格も取れません。しかし家業を継ぐのであれば選択の余地はありませんでした。再度、同校建築学科(夜間部)3年へ編入し、働きながら卒業します。そして26歳で当社に入社、その後、一級建築士の資格を取得したのです。先代がなぜ資格にこだわったのか。それには理由があります。小学校卒業後、苦労して会社を立ち上げた先代は、学歴・資格があればいろいろなことにチャレンジできることを、身に染みて感じていました。学ぶ機会があるのなら、「会社のためではなく自分のために資格を取得」し、「可能性を広げ、夢をもってもらいたい」。そういう親心もありました。その精神は創業以来ずっと受け継がれ、現在、社員のほとんどが有資格者です。社員50人のうち一級土木施工管理技士16人、一級建築施工管理技士14人、一級建築士10人と多様な資格を有する技術集団となりました。「明るい豊かな郷土を創る」宮田会長が社長に就任したのは昭和47年、37歳の時でした。それから47年、経営状態が思わしくない時期もありましたが、一度もリストラをせず乗り越えてきました。もちろん協力会社への無理なコストカットも要求していません。宮田会長の「協力会社さん」という言葉からは、地元の職人さんを大切にしている気持ちが伝わってきます。「職人さんがいなければ、われわれの会社は存在しない。一級○○という肩書きが仕事をするのではなく、現場で働く人との共同で建物は造られる」「われわれ建設業は責任をもって管理をするが、建物を造るのは協力会社だ。ともに知恵を出し合い、信頼関係を構築すれば良い仕事ができる」当社は公共事業が80%~90%で、主に学校や公共施設の建設や耐震工事を請け負っています。協力会社さんと共に、①会社内外共にクレーム「0」②労働災害「0」③有利子負債「0」、手形発行「0」で優良経営④地域社会貢献活動の実践を目指し、豊かな郷土づくりに貢献しています。
今年81歳を迎える宮田会長に、未来に向けてのメッセージを求めると、「なるようになる」という明快で豪快な言葉が返ってきました。「郷土を創る宮田建設工業」これさえ守ればよい。努力を忘れず地域に貢献し続ければ、100年、150年後も会社は存続する。心配はないと話してくれました。採用についても、「基準はない。誰でもOK。今まで良い人材が集まっている。採用もご縁だな」と、こちらも明快。年末には社員全員で恒例の一泊旅行をします。ソフトボール大会にも毎年出場し、現在20名程のメンバーが参加しています。
高校生の時から、働くならこの会社だと決め、地元の国立大学の総合理工学部に入学しました。インターンシップも体験しましたが、イメージよりも過酷な職場を見て、正直悩みました。それでも就職したかったのは、社員さんの働く姿を見て「この会社なら間違いない」と感じたからです。じつは父親も協力会社の職人で「地元で就職するなら宮田建設工業さんだ」と、いつも話していました。その影響かもしれませんが、私も会社が大好きです。入社直後から建築士の取得を目指しています。夜間学校に通うことにも協力してもらえました。だから何としても合格したいです。この業界も最近は女性が活躍しています。自分が関わった建物が長く残る仕事はやりがいがあります。今は現場で墨だしや、書類作成等ですが、早く先輩と同じ仕事ができるようになりたいです。
「明るい、豊かな郷土を創る」