
サンベ電気株式会社
- 不動産・建設・設備
- 島根県松江市

登録企業情報OPERATING COMPANY
サンベ電気株式会社は創業以来45年間、電気工事を主体とした設備工事業で地域のお客様に貢献してきました。
創業者の出身地である大田市三瓶町にちなみ、昭和46年「有限会社三瓶電気商会」として創業しました。その後、本店移転等の変遷を経て、現在の社名となっております。
当社は長年黒字経営ではありましたが、安達社長が就任した平成11年は、平成不況と相まって大変厳しい経営状況でした。その時、知人に勧められ倫理法人会に入り、経営者としての勉強に励みました。「過去と他人は変えれぬが、未来と自分は変えれる」を信念に、自分を変えていきました。すると、社員が変わり、よりいい社風となっていったのです。結果、倫理経営の実践が実を結び、財務体質・経営成績ともに優良会社へと成長。直近の決算では、売上・利益とも過去最高の実績となりました。
安達社長が倫理法人会の勉強会で学んだ経営哲学の一つに、人材育成にはお金を惜しまないということがあります。
当社は、毎年2回、県内の青少年教育施設において、全社員にて人間力UPを図り、社内の絆をより一層深めチームワークの向上を目指していくことを目的に1泊2日の研修を行っております。
また、当社には一級電気工事施工管理技士の有資格者が21人もいますが、その背景には資格取得を支援するための報奨制度があります。1回で資格取得した場合は10万円、受験回数に応じてお祝い金を支給しております。また、年に1回ある電気工事コンクールへの出場も支援しています。毎年1~2名が出場しておりますが、出場した人、さらには入賞した人には、慰労金及びお祝い金を支給します。何より、コンクール会場がある最寄りの営業所からは、ほぼ全員が自発的に応援に駆け付けるというチームワークのよさには驚かされます。
2013年3月には静岡県御殿場市にある(一社)倫理研究所の富士高原研修所の2泊3日の研修に社員全員で参加しました。人・もの・自然への関わり・大切さを学び、より一層の感謝の心を深めていくいい機会となりました。こういった経費も個々人の成長に繋がっていくので人材育成のためには有意義なお金だと感じます。
安達社長は「電気工事施工管理技士などの資格も大切だが、それ以上に大切なものがある。それは人間力だ」と言います。「人間力」にはさまざまな要素がありますが、素直さ、協調性、コミュニケーション能力など、どれも人として基本的な能力です。
その人間力を育成するために2010年から始めたのが、会社の前の歩道を清掃する活動です。今では多くの社員が自主的に参加するようになりました。そして、この活動実績が認められ、2014年5 月には公益社団法人「小さな親切」運動本部から『「小さな親切」実行章』が贈られました。
「当社にとっては人が財産!先輩の背中を見て、やる気、本気、前向きの姿勢で育ってほしい」。安達社長の熱い思いがこもった言葉です。
私は以前から、高校を卒業したら地元で働こうと思っていました。高校生のときに、当社でインターンシップの経験をしたことが入社のきっかけです。その時の社員の人たちの対応がとても丁寧で、社内は笑顔であふれ、雰囲気がとてもよかったのです。
入社3年目の今は、新築住宅の電気工事や太陽光発電の工事などを担当していますが、電気工事ならではの喜びがあります。それは工事が完了し、スイッチを入れる瞬間です。たとえば一昨年の夏はとても暑かったのですが、あるお年寄りのご家庭でエアコン工事をしたときに「助かるわー」と言われ、とても嬉しかったです。
仕事で失敗することもたまにはありますが、そんなときは先輩が助けてくれます。社員の人もお客様もやさしい人ばかりです。先輩がしてくれたように、自分も責任感をもって後輩を指導するとともに、自己成長していきたいと思います。
お客様に快適な環境を提供できるよう、資格取得と人間力育成に懸命です